優しい思いやりをもって 先入観なしに自分のからだに耳を傾ける…
そうやって自分の内面の声を聴くことで、深みのある長続きする変化を体験できます。
それがフォーカシング。
多くの心理療法家がカウンセリングにフォーカシングを治療に取り入れています。
ただ その からだが伝えるメッセージを聞く方法がカウンセリングとなります。
からだに感じる その感覚をまるで友達のように側に置き、並んで腰を掛けているようなつもりで、その場面を想像し、思いやりのある、興味深い感覚で、この友達はどんな気持ちでいるのだろうと…思いながら一緒にいる時の感じです。
からだを使って、自己の気づきを促し、心を癒していく、独特のプロセスです。
やり方は、とっても簡単…。
今、あなたがどんな風に感じているかに注意を向けて、その感じと会話をしていきます。
ポイントは、聴き役になること。
生活の中で起こる体験や事柄について、からだの内側で何かを感じる事から始まっていきます。
そして フェルトセンス(感じられた意味感覚)を、経験しています。
胃がキリキリするとか、胸がキューンとする感じがするとか、感じると都合が悪くなるからだの感覚は、深呼吸や、水を飲むとか、軽く伸びをして、感じないようにしてしまう事が殆ど。
フォーカシングを知らなかったら、そこにある感覚に意識や耳を傾ける事もないだろうし、その感じが自分に話をかけてくることもなかったかも。それはそれは 勿体ない…。
感じているその感じのほうからはなしかけてくるとしたら、
そのことにより 深い深い部分、豊かに満ちている部分が開かれて、あなた自身がさらに深く豊かに変わっていくこととなるでしょう…。
心もからだも、全部が自分であること。全体の自分の感じ。自分という存在。自分に備わっている深く豊かな部分が開かれるということなのです。
開かれていくその中で、ほぐれていくこと。
あなたがしていることを もっとはっきりさせて、迷わずにまっすぐ進めるようにしてくれます。
毎日の生活の深いところで、喜びや驚きを感じながら、もっともっと前向きに進むようにしてくれています。
自分を優しく受けとめる…
内なる自己があなたに伝えるメッセージを聴いていく プロセス。
内側に秘められ、貯えられている知恵や叡智に敬意を払い、からだを通してあなたに語り掛けてくれる微細で、繊細な気づきを知るプロセス…
洞察、リラックス、生活の前向きさが得られ、自分といううものがもっと理解出来、もっと快適になり、生活がもっと自分の望んでいるように創造していくような行動へと導く。
今日は 立ち止まって 自分のからだの声を聴いてみよう…
何か あたたかなメッセージを送っているのを感じよう…
ほらね…
