ネガティブケイパビリティ

「ネガティブケイパビリティ」(negative capability 負の能力もしくは陰性能力)
~答えの出ない事態に耐える能力~
~急性に証明や理由を求めなずに、不確実さや不思議さ、懐疑の中にいることができる能力~



まさに今、コロナ、パンデミックの社会になってら この感覚があり、立ち止まってその感覚を確認すること多くある。
答えのないことを巡らせる感覚… 
行き止まりのない洞窟に潜るような感覚で自分を巡らせたのは何回あっただろう…。
その度に「ネガティブケイパビリティ」の概念が頭をよぎった。
まさに今の時代にぴったりな概念…。

曖昧さ。
その曖昧さを自分の中に持ちながら そこに留まろうとした時、今この時代を感じていると自覚した。
その曖昧さの中に、「苦しみ」「嘆き」「混乱」「不安」「落ち着かない」などの、うごめく感情の中に 満たしたいもの、必要としているものが潜んでいる事も理解できる。
この時代に、「ネガティブケイパビリティ」が重要に感じるひとつに、この概念を理解していることで踏ん張る力が養われ、この秘められた力を様々な角度から見ることができ、生きやすさ、健やかさが違っているのを実感している。

マニュアルに慣れた脳。
わかりやすくするための最大の便利帳が マニュアル化。マニュアル通りにしておけばとかく安心。その反面、思考は停止状態に陥る落とし穴も。膨大な情報やデータの蓄積があればあるほど、その傾向は強く、事象に対し理論をあてはめればいいだけになりがち。
そういった、マニュアルにどこかしら違和感を持っていた私…

本の中で、山鳥先生が発見的理解推奨していて、少し興味がわきました。
既存の理解や教科書は、あまり役に立たず、自分で発見していくしかない形の理論。それには自然というモデルが参考に。自然にはマニュアルがない。人を含めた自然と対峙したとき、不可思議さや神秘に対して抽速に解決策を見出すのではなく、興味を抱いてその宙吊りの状態を耐えなさいと主張しています。人と自然の深い理解に行きつくのには、その方法しかない。そうやって得られた理解は、その本人にとっての地図になり海図になる。

解りたがる脳について。わかるために欠かせないのが意味づけ。みな、どんな意味付けをして生きているのだろう…
生きるためにポジティブに考えられるようにできている脳。地球温暖化に対しどのくらいの意識が働き、現実的な動きとなっているのだろう…。
絶望よりも希望を持つようにできている脳。それが妄想の域に入り込み、抜け出せなくなるギャンブル障害。

何も出来そうもない所でも、何かをしていれば何とかなる。何もしなくのても、持ちこたえていけば何とかなる。逃げ出さず、踏みとどまって、見届けてやる。
あなたの本質は、何を求めているでしょうか。

今までの社会構造が大きく変化をしようとしている。
今まで当たり前だったことが、そうではなくなる日は近い。人はパンデミックを機に本質を意識し始めた。今、微細に感じることひとつひとつが サイレントとしてあることに気が付いて欲しい。

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