
NVC大学 セルフリーダーシッププログラム
2月にスタートし3ヶ月が過ぎました。会を重ねていくうちに私の神経回路が安全を確認し、少しずつ居心地のいい場所になってきています。
仲間と一緒であることで、得られるものが大きと実感。
それもそのはず、とっても大事にしてもらっているあたたかさを感じること。本当の自分を偽らないその背中を見せてくれる講師人に、自分もありのままでここに居られる「安心」の閾値が下がってきているのを感じます。
人間は哺乳類であること。人とのつながりでより活性されることを実感。
自分につながる時間、スペースが欲しければ、そのことを声に出す。
相手に今、何が必要か確認する。(半分以上はわかっていない)
無理に共感しなくていい。(相手が共感を求めているとは限らない)
ただ居るだけで、ありのまま。
つながっていくために 流れの中で自分はその瞬間に何が必要なのか、必要なことを選択することがここでは可能である。その背中そのものを目にし、感じ、広がる安心感。
刻々と変化する中、自分の状態に正直になっていくこと。
強い願いが無意識に暴力的に働いてしまうことや、NVCが目指す対極にある道徳的世界観、社会的な規範に近い選択であっても そこには愛やいのちがあること、生きものとしての声を充分に大事にする世界があると気づきます。愛はそのままに、行動を変えていくー。
知識だけではなく、体現しながら仲間と共に場所と時間を作っていく感覚が生き生きします。
今日のお題は、NVCを理解していく中で、私を理解する上で重要な知識。ボリヴェーガル理論(多重瞑想神経理論)。私はこの理論を知ることでより、人間が生き物であり、原始的な感覚を誇示しながら進化していることを理解しました。人間という生き物の美しさや可能性、神秘的な世界に感動しました。この神経理論と、ソマティックの両輪で 自分自身を大きく理解することで 受け止める器が広がったのを感じます。
私にとってはこの理解が大きな飛躍であったため、セルフコンパッションを深める際に 参考になればと少しずつシェアをしています。
自分の身体のシグナルにアクセスできるようになると、相手のシグナルにも気がつきやすくなります。
私たち人間は、単独ではない 哺乳類として進化してきたことがより理解できます。自分の意識でつながれる部分と、意思とは違ったチューニングがあること。最近では、食品メーカーでもこの迷走神経の働きに着目し、関与した食品が出ています。そのくらい現代社会を理解するには大きな要素がある理論だと言えます。
プラスの効果を発揮するチューニングもあれば、怖さや不安に接続するチューニングもあるな・・・と、最近の自分の出来事を振り返りつつ、起きた出来事に対し、自分の反応、相手に起きている反応のすべてにいのちの声があることを意識できるようになる。
瞬間瞬間の中で起きている反応は 今までの経験からきている 生存的な自動反応なのか。
自分が開発していきたい未来に向かう 身体を通したいのちの選択なのか。そのどちらも大事にして 選択できる豊かさに気がつきます。
選択にはグラデーションがあり、そのどちらにも大事にしたい(ニーズ)があるので、良いとか悪いとかの世界観はなくなっていく。ただただ、自分へ最高の自己愛を向けることや 相手の幸せを願う世界や平和な社会につながっていくことを 身体を通して理解できるようになります。
自分が選択したい行動、自分は何を大にして生きていきたいかにつながり、そのように行動することが可能になる。起きる出来事 全てが必要な出来事であり、プロセスであり、人生そのものであること。
昨日のクラスでは、自分が望む世界を生きるため、行動を変えたい。そのように選択したいと思いつつ それとは全く違った行動をしてしまうケースに耐性をつけるトレーニング、より自分の願いを実践できるように練習を行いました。
今まで、進化させてきた生き物としての本能、もともと持っている防衛反応反射行動を手放す練習です。そこには体験からくる「心」や、思い込みやラベルが関係してくるので、それぞれのペースがとても大事になってきます。
丁寧に練習する時間やデモ。
豊かさにつながれた時間でした。
そして、もう一つ。
自分がとっている行動を明確に理解すること。
共感しているのか、自己表現なのか、相手とのコミュニケーションではどの情な構成がつながりを育む形なのか。
自分の言いたいことだけ、反応のままに表現してしまうと、相手に対するインパクトが大きすぐて つながることが難しくなる・・・自分の経験と重なりました。そもそも、相手とどうなりたいのか。その原点に立ち返る「ゼロステップ」や、過去の出来事に対するケア「自己愛」が大きく影響してくること。NVCに何年触れていても、なかなか手放せない自分を感じ、気がつきながら トレーニングあるのみです。
これから、個人的にやってみたい練習。
相手に文句を言って共感する練習「スパーリング」
誰か、私の練習相手になってくださーい!いい人になるなんてもう嫌だし、相手の顔色伺いながらNVCをシェアするのは違和感だらけで 出来ません。
私が私であることを大事にすることが重要だと、NVC大学の講義でいつも励まされます。そして、私が私でいいよ〜と言ってくれる仲間がたくさんいることに幸せを感じます。愛や安心はそのままに、支配と服従のスパラルから抜け出すこと。そう簡単にはいかないけれど、チャレンジする日々が願う世界へ近づいていく。
非暴力を誇示し過ぎてしまうことは、暴力である。
そう気がついた時、
愛と暴力は同じエネルギー(剛さんから教えてもらった言葉、生き生きしています)が少しだけ理解できました。