「怒り」とコンステレーション

レゾナンスバディ
コンステレーション
覚書
***

リトアニア出身のヤーク・パンクセップ(Jaak Panksepp)が提唱する「7つの感情回路」を一つ一つ 共鳴バディと一緒にコツコツワークを積み重ねています。

この感情回路を確認するようにワークしていくのは、ものすごく時間がかかるけれどとっても奥が深い。博士は人間も動物も共通して、7つの基本的な感情があるといいます。
今回触れていたのは「怒り」。
「怒り」で堰き止められている感情や身体の塊にレゾナンスランゲージを招待し、感情を流します。

記憶を辿りながら「怒り」を探っていくと、家族の中で私は小さい人扱いをされることにいつも怒りを感じていた。「大事にされる」けど「尊重」を必要としていたこと。
「愛」を修正ではなく、「質」として受け取りたかった。
ある意味、大人に囲まれた子供で、自分一人が子供のような感覚。
コンステレーションの視点で見えた構図は、家屋の誰もが役割の下、そのロールを担うしかなかった。

誓いや信念を探ると。
「家族に気を許さないこと」
「ガス屋の娘であること」などの言葉が浮かんできた。
自分を守るのにそうしていたのだ。
どこに行っても、ガス屋の娘で、誰それの弟で妹。
どこに行っても、自分を解放しリラックスできる環境を見つけられていなかったことに気づく。
そして、自分が家族の中で異質な存在であることにも気づいていた。
なので、「そうじゃないって」とよく修正もされてきた。
本当は黄色に咲いた花なのに、先に咲いた花たちが赤だから、赤にならなくちゃいけなくて、でも黄色だから赤にはなれなくて、途方に暮れる毎日。しまいには、Noと叫ぶしかなかった。

身体はすぐに反応し、お腹に氷山のような塊とヒヤヒヤしてぎゅっと体を萎縮させた。身を守ることしかできず、気を許すことができない状態。
いつ修正されるのか、いつ馬鹿にされるのか、いつ圧倒されるのか、いつ踏み乱されるか、いつどこで誰にみられているかドキドキしている状態だ。

自分の誓いを解放。
そうすることで、上から下に勢いよく「ダー」っと流れる感覚がやってくる。
流れた。
と同時に、足元にじんわり広がっていく水が土に水分を含ませ、柔らかくし、足元が田んぼになる。
土の心地よさ。
うん。私は、これが好き。
ぬるい湿度のある土に素足が吸い込まれる。
無条件の愛情をその質感から感じた。
そして、微生物や自然と触れ合う喜び、生命力を感じること。
勢いよく流れる川とは全く違う世界、やっと自分の心地がいい場所にたどり着いた。
激流と田んぼじゃ全く違う。
それは苦しいし、違うって思うのは当然だよねって納得。
この足の感覚、いつの記憶だろう…
ふと、頭をよぎる。

私は「橋の下から拾ってきた」とよくからかわれていたので、本当に自分はこの家の子じゃないと思った時期がある。そのくらい家族の中で馴染めていなかったし、自分をリラックスさせることができていなかった。

とある地域では橋の下にわざと生まれた子供を置いてきて拾ってくるほど拾われることは縁起がいいらしい。
わざわざ生まれた子供を拾いに行かなくても、そのように言われること自体、縁起の良さが含まれているんだよ。

そして、その家族の中では異質な存在となったみなちゃんは、必要な存在だからこそそこに生まれてきたこと。
家族にとって意味のある誕生だったこと。
存在であること。
そう、バディは私を諭し、私の存在を受け入れてくれた。

その言葉を聞いて、自分がやっと存在できた。

そして、そのバディは
日本から遠く離れた土地で日本の田んぼに足を入れる感覚を一緒に思い出し、ドリーミングの中で体験できることの喜びをともにじんわり味わう時間でバディの時間は締めくくられた。

・・・

以前、兄弟との関わりでワークした
「私は責任を取る必要がある」の誓いと、絡まるようにこの構造があることにも気づく。
多くの誓いが混在していて絡まっていることも理解できる。

パンクセップ教授の「7つの感情回路」とは、SEEKING(ワクワク)、RAGE(怒り)、FEAR(恐怖)、LUST(性欲)、そして哺乳類共通のCARE(慈しみ)、GRIEF(寂しさ)、PLAY(楽しみ)の7つである。




ソマティックプロセス

深い共鳴に大きな意味をもたらす

重荷を下ろすプロセスに「4つの要素」が含まれることをここで実感。

水、土、火、風の中の2つが私を助ける。

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