家族のつながりを取り戻す。「回復」

今回の熱騒動。
家族のつながりを取り戻す。「回復」

***

熱で「うーうー」うなされている長男。

いつもなら、手が触れるだけでも嫌がる中3の反抗期。

その日は、私自身の体温も少しずつ熱が上がってきているのを感じ、頭がふらふらしていた。

さて、どうやって私たちは私たちで養い合うかを考えた。

「今日は、堪忍しなさいよ。お母さんと一緒に横になろう。」

そういって、長男の隣に一緒に横になり 体が痛い、腰が痛い、寒い、暑い、そういう長男の背中を摩り続けた。

「お母さんね、人間はこうやって神経系に触れながらケアすることで回復することを勉強したんだよ。」

「だから、大丈夫。すぐに良くなるから、今日は隣でさするからね。いやでも我慢しなさい。」

「お母さんね、自分も今熱があってこれが精一杯かもしれない」

私も熱が上がってきていて、自分の体を支えるのもやっと。

一緒に横になりながら大きくなった息子の背中をさすった。

その背中の神経を感じながら「さする」行動の中に多くの意味があった。

今まで満たしてこれなかった 私たち親子の中にあるいくつもの葛藤や固まった感情、それらに触れながら、背中をさすった感覚があった。

体の回復だけではなく、心のケアや回復も一緒にしているかのような時間だった。

夜中に、桃なら食べられるかもと、桃を向いたら体に染み込ませるように食べていた。

次の日、「おじいちゃん、桃が食べたい!」と、彼は自分が欲しいものを欲しいと言葉にした。

おじいいちゃんは喜んで届けてくれた。

自分が食べたいものを食べたいといって、喜んで届けてもらえたことに嬉しかったようだった。

桃という物質以外に、それらと一緒に運ばれる愛情やケア、思いやりがいろんな意味で必要としていることが満たされる体験だったのだと思う。

彼は、人が変わったかのように明るくなった。
家族と会話を楽しむようになった。
私にも、兄弟にも優しくなっている。
必要が満たされるとは、その人の質感やその人から伝わるエネルギーそのものを変化させた。

彼はここ数年、自分の欲しいものをただ欲しいということを言わないようにしていた。(言っても無駄だと思ってきたらしい)

言葉にしていたのかもしれないが、何度も満たされない残念さや絶望、諦めが彼を固くさせてしまっていた。

そうだよね。
いつもありがとう。

随分大きくなって、筋肉もしっかり&がっちりした身体に成長していた。
身長もとっくに越され、
そりゃ、力も強いはずだよね。

今回、私たちが取り戻せた大切なものは、幾つものことが含まれている。
この経験を、この質を、これからも大事にしていきたい。

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