宮城県でのNVC活動・・・子供時代の体験は宝物

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宮城県 住んでいる地元の活動・・・
何から始めていいのか見当がつかない状態でしたが、少しずつ地域にNVCを根付かせようと活動を行なっています。

東北は子供の教育や投資は盛んですか、大人が自分のために、スキルアップにプライベートで金額を払って自分へ投資したり、学びを深める文化があまりありません。(あくまでも、私が過ごしてきた環境ではの話です・・・)

今日は、大きな一歩。
何度か電話をさせていただいていた、宮城県の ある児童養護施設の園長さんに話を聞いていただける機会を頂けた。
喜びと 期待と 緊張を胸に足を運んだ。
高速を自家用車で走り 車で片道、1時間40分。ワクワクもした。
どんな世界から、今私の持っている願いを伝えようか・・・何度も私の中にある気持ちや思い、広がるイメージや世界、自分の内側を確認した。


資料や道具も準備をして向かった。
でも、実際に必要になったのは「私」自身であった。
私は誰なのか。
なぜこの活動を行なっているのか。
この活動を行うことによってどのようなことの実現を考えているのか。
叶うか叶わないかは別として、「私」の中にあるアイディンティーからなる根源。今まで生きてきた中での経験や体験。そして学んできたこと全部がその場に必要で大きく役だち、武装するものは何も必要なかった。
どしっと、そこに私が存在した。

施設の方の実際の声もたくさん聞かせていただいた。
お話の中から聞こえてきたのは、
・関係性
今の環境に外部から人が入ることへの懸念
・施設の子供を大事にしたい
社会の中で、傷を抱えてきた子供たちにその傷を掘り返すようなことはしたくないこと
一方、多様な学びに触れる環境を持ちたいこと
・職員への配慮や貢献

職員方も業務の性質上、様々なスキルが必要になるため 日々、様々な学びを行なっている。今後もスキルアップを行っていきたいこと
・継続して関わることへのコミット
単発でのボランティアの声はたくさんあるが、子供への影響を考えると長く関わって欲しいこと(両親から離れて生活をしている性質や背景を考慮して、馴染んだ人がいなくなることでの精神的負担はできる限り避けたい)
・コロナの感染を避けるための最善の方法
・限られた時間内で業務を行なっているので、時間の確保が難しいこと

*今後は、職員の方にNVCを知っていただくように紹介を行っていく方向で、それを聞いた職員の方がどのような感触かを見ていくことになった。いただける時間は会議の間の20分くらい。(ひゃー20分で何を掴んでもらえるだろう・・・と思った^^;)
それでも、何度も通うぞ!と、気合が入る。
いろんな考えとともに、喜びをじんわり感じた。
コロナの状況を見ての話なので、決定ではないが まずは第一歩。
つながって欲しいなという、願いを持ち続けてこまめに連絡をとっていきたい。



帰り道、振り返った時、
「自分を存在として受け止めてもらうこと」と言った言葉がリフレインした。「存在として受け止めてもらう経験」園長さんとお互いに知っているかのように話していたが、どういう意味で、どう説明できるだろうかと考えた。

NVCトレーナーの献さんと重子さんの顔が浮かんできた。
これから書く話は、お二人からたくさん聞いている。
存在を大事にすると考えた時、自分が存在をどのように大事にしてもらったのか、その体験をもう一度 思い出してその時の感覚や身体の感じ、どんな世界が広がっていたかに 気づいていくこと
もしくは体験が思い浮かばない場合、「自分は大事にして欲しいんだ」という願いがあったけど、けどそれが満たされなかった体験に触れていくこと。(例えば・・・)残念で、悲しくて、孤独を感じたという体験とその時の感覚や感情に触れていくことで「嘆き」を「願い」していくこと
その体験や気づきがあるからこそ、はじめて相手を存在として見ることができて 相手を存在から大事にすることができる。
そして存在を大切にする「質」というもので関係性を持つことができる。言葉だけの薄っぺらなものではない、深い深いつながりの質はこうしてできる。

自分自身の体験や気づき、質を持っていること、それが自分にとってとても大事なことだと知っていることがとても大事
「自分とつながる」とよくいっているが、その説明にも匹敵する。

まずは、NVCを知っているひとや 施設の大人側が、
子供時代にどれだけ楽しい思いや経験をしたかということが 子どもと関係性を持とうとした時に自身の資源になっているというところに気がつく。(子どもだけでなく、大人同士の関係性にも言えること)
そこから考えてみると、どれだけの経験を、誰と、どんなことをして、それがどんな世界だったのかを、まずは思い出し、触れ直して、「私はこんな世界が好きなんだ」「だからこういう世界にお誘いしたいんだ」という気持ちから子ども達と接すること。
それが、嘆きではなく願い、切望するものに変わる。そして、被害者的な眼鏡を通してではなく、存在として関わることへとつながる。特権からくるパワーを手放すことができるので、パワーウィズが成立する。
それが 子どもたちを豊かにする。
それを、大人に大事なことだとどのように感じてもらうか。感じあえるか。

まだまだ、課題は高く遠くにある。
大事なところ、自分の内側から溢れてくる「質」で相手と共鳴するということの素晴らしさや美しさに気づく。
どうしたら、そこに辿り着けるかを一緒にみれる 仲間を作っていこうと思った。同盟を組む感覚。ほんの少しだけこのことを理解している それだけの私であって、知っているから 決して偉いわけでもなんでもない。



NVCを一人でも多くの方に触れてもらうこと、そして自分はどんな世界に住みたいのか、一度立ち止まってみることへのお誘い。
そのきっかけを運んでいます。
何もないところに何かを根付かせるには、果てしなさや不安もつきまとう。そして時間やエネルギーも必要に。
それでも、私の根源にある誰もが自由で尊重され、存在そのものを大事にする世界をイメージし続けて 願いと共にそこに立った。

時として暴力的に相手に伝わってしまう可能性のある言葉や考え方とは、一体どんなものなのかを知ること。
そして どっちが上で、どっちが下とか、損か得か、良いか悪いかの評価判断ではない言語や関係性はどうやったらも持つことが可能になるのかを一緒に考える。
そして、その世界がどんなに自由で自分らしく生き生きできて素晴らしいんだろう・・・
その世界に お誘いしたい。
私はその世界をイメージし、触れ続けることに気持ちが向く。



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施設までの往復の交通費は、私にとっては大きな額面です。
これからも継続した 社会活動を続けていきたいです。
子供達の未来に愛が溢れるように。
世界の方向を変えていくために。

私は、毎月小さな金額ですが「寄付」をしています。寄付をする先は様々。寄付をするようになったら、自分が豊かになりました。そして寄付を必要としている場所や人、そこで頑張っている人に目が行くようになりました。
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